さぁ寝よう、と時計を見た。
もう12時だ。明日も仕事はいっぱいある。
早く寝なきゃ、と部屋の電気を消そうとする。
なんだか勘が働く。
眼鏡をかける程視力が悪いが、なんだか時計をもう一度みたほうがいい気がする。
もう一度見る。普通だ。
しかし、なんか気になる。
時計をじぃっと見る。
時計を壁に引っ掛けるよう金具を付けている。
時計の上にちょっと見えている茶色いもの。
いや、見えていたっけ?
確か見えない位置に金具は取り付けていたはずだ。
じゃあ、あれは何?
…
…?
壁に近付いて、天井近くのそれを見つめる。
生きてる。
動いてる。
トカゲ?
イモリ?
井森?
ヤモリ?
わかんないけど、そのうちのどれかだ。
私にはどれであっても関係ない。
あいつがこの部屋にいるかぎり眠れない。
つ~か、この部屋で過ごせない。
それから、ハエタタキと殺虫剤スプレーを握り締め、
しばらく戦った。
どうにか、部屋の窓から追い出す事に成功。
まぁ、出ていく瞬間は見れてないんだけど。
きっと大丈夫。
その周辺は、ずっと見ていたから。
足元に落ちてきてもいないし。
ふう。( -o-)=з
やっと眠れる。
でも、まだちょっとドキドキするので、この興奮をブログに記しておこう。
お願いだから、私には虫も爬虫類も近付かないでください。
七夕の短冊に書いておけばよかった。